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日記|デザイナーとして悩ましいところ。余地やゆとりが無いとクリエイティブな発想を出すのは難しい。

クリエイティブでいたい。

最近思い出したのが、何年も前に大先輩のデザイナーさんから言われたひと言。
「営業マンから依頼されたものを形にするだけならデザイナーじゃなくてただの作業員よ。今のあなたの仕事は、それ!」と語気強く言われたことを思い出しました。

会社勤めのデザイナーなんだから仕方ないと思っていましたが、言われてショックだったのは確か。

作業員?
でもあなたも今、一緒に作業員してるよ?と後で思いましたが、もっとクリエイティブなことしようよ!ってことだったかと。

具体的な指図よりまずは思いや狙いが先。

何をターゲットにこの販促物を作るのか?
これを作ることでどう広げて展開していきたいのか?

依頼者は、ただ、この商品をここにこう並べて、この文言を入れてと具体的な指図をデザイナーにしがちですが、グラフィックデザインをしたことが無い1年生じゃない限り、そんな具体的な指図は要らないかな。
まぁ、ラフ描きくらいでいいですよね。

先に思いや狙い、コンセプトを語り、共有してくれることが大切なのになと思います。

でもいざ、自分が逆の立場になると語ることより具体的な指図していたりするから気をつけないと。

わたしは、作業員で居たくないのでそういう仕事の仕方ではなく、デザイナーとしてのわたしの力量に委ねて任せてくれるクライアントと仕事がしたいと思っています。

じゃないとシナジー効果は出ないですし、ぎちぎちに固められると発想の余地が無くなりますしね。

デザイナーには、ゆだねるって大事だなと思います。

投稿者プロフィール

海老名美保子
海老名美保子
ファッションデザイナー
ユニフォーム、衣装、パンフレット、名刺などファッションから紙ものデザインまで多岐に渡る。
佐渡島の魅力を自分目線で記事に書いています。ファッション、アート、ものづくり、食に関すること、日々のことについて情報発信しています。詳しいプロフィールはこちら
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