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SUSONOトークイベント|野宮真貴さん×佐々木俊尚さんで「装う」をテーマに成熟するとは?ファッションは誰のため?(2018.3.1開催)

オンラインサロンSUSONOの3回目のテーマは、「装う」

ゲストは、歌手でファッショニスタの野宮真貴さん。ピチカート・ファイヴ3 代目ヴォーカリストとして、90年代に一世を風靡。「渋谷系」ムーブメントを国内外で巻き起こし、現在はソロで活動されています。 2018年はデビュー37年目となり、現在57歳。今回は、2017年に発売されたエッセイ本「おしゃれはほどほどでいい」をベースにトークが繰り広げられました。

そんな野宮真貴さんのファッションについて、成熟した大人の装いとは?などを佐々木俊尚さんとのトークから気になったところをピックアップします。

女性の40代は、変化のある年代。そこをどう捉えるか。

女性は、結婚、出産、育児など様々なライフイベントがあり、40代は体型が崩れて来たり、老眼をむかえたりと見た目が変わってくる変化の大きい年代。30代で着ていた服がなんだか似合わないと気がつく時期でもあリます。

野宮さん曰く「お嬢さんからおばさんへ行ってしまう女性が多い」とのこと。さらにそこで自分が一番良かった時代の服を着続けてしまうといわゆる美魔女とかになってしまうので注意。

そうならないためには、大人の女性になる意識を持っておいた方がいいということなのですが、わたしは、ちょうど40代半ば。そんな意識持っていなかったわ〜。おばさんではなく、今からでも自分に似合ったスタイルを見つけて成熟した素敵な女性でありたいもの。

ファッションは自分のためでもあり、相手に対する配慮でもある。

例えば結婚式、よれよれの服ではなく、着物やきちんとしたフォーマルな服でその場にふさわしいものを着ていくと思いますが、普段でもビジネスシーンにふさわしいスーツ、パーティーを盛り上がるようなスタイルなど、やはり TPOが何より大切とのこと。

今回のイベントに参加されるのあたり、コーディネイトで気をつけられたところを質問させてもらったところ、勉強会なので衿付きのブラウスにスカートを合わせたスタイルにされたそう。

SUSNONO ゲスト野宮真貴さん本当は、ストッキングを黒の網タイツにされたかったそうですが、そこは場に合わせてヌーディーカラーに。50年代のファッションに惹かれているそうです。

鮮やかなグリーンのスカートにウエストをマークした黒のベルトがコーディネイトのポイントになっていて華やかでありながらきちんと感もあり素敵でした。

自分に似合うファッションの見つけ方について。

自分では、中々自分に合うものを見つけられないもの。その道のプロにアドバイスしてもらうのが近道でオススメとのこと。ファッションコーディネーター、スタイリスト、ショップ店員さんなど。

だって自分で似合うと思い込んでいたものが、実は人から見たら似合ってないとなっいて、そこを踏まえずに似合っていない服にさらに服を買い足して行っても、基本形がずれていたらズレズレのまま行ってしまうって。あら、恐ろしや〜。

さらに自分で鏡やショーウインドウに映った姿をチェックしたり、写真に撮って客観的に見ることもいいそうです。

人からいいねと褒められたものは、自分に合っていると思ってとのことでした。そして自分に合ったスタイルの服に出会えたら色違いで揃えたり、究極は、毎日同じコーディネイトでもいいそう。

例えばスティーブジョブズのように黒のニットにデニムなど。必ずしも毎日違うコーディネイトである必要はないんじゃないでしょうかと。

仕事優先ではなく女性としての生き方も大切にしたい。

野宮さん、ピチカートファイブ全盛期に結婚、出産を経験されたそうなのですが、その当時は、年齢不詳で売り出していたため結婚したことも出産したことも隠して活動されていたそうなのですが、歌手でノリノリの時代に敢えて結婚を選んだのは、女性としての生き方も大切にしたいと思われたから。

このお話しを聞いて野宮さんの感性とってもいいなと思いました。好きだわ〜

結婚、出産もするけど歌手活動も両立するにはどうしたらいいか?と前向きに考え、
両親の住むマンションの上の階に住むことで子どもをワールドツアー中は預けたりと工夫されてきたそう。

雲の上のような人に見えてましたが、いろいろ試行錯誤されて来られたのですね。

 SUSONO ゲスト野宮真貴さん小西康陽さんのプロディースで「強い女性」を表現していたので曲からのイメージで恐い人と思われることも多かったそうです。

この日の野宮真貴さんのコーディネイトをイラストで。

野宮真貴さん

 

まとめ

このトークイベントを機に「おしゃれなほどほどでいい」を読みました。今までの自分のファッションについて改めて考えさせられました。特に TPOと相手への配慮。ファッションが好きなので思わず自分の好きなものを着がちなのですが、そこは一歩引いて考えたいと思いました。

本には、ファッションに限らずメイクについてなども書かれています。

 

 

投稿者プロフィール

海老名美保子
海老名美保子
ファッションデザイナー
ユニフォーム、衣装、パンフレット、名刺などファッションから紙ものデザインまで多岐に渡る。
佐渡島の魅力を自分目線で記事に書いています。ファッション、アート、ものづくり、食に関すること、日々のことについて情報発信しています。詳しいプロフィールはこちら
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