感覚ではなくテクニックさえ見につければセンスなんて無くても着こなしを楽しめる。そんな頼れるファッションのテクニック本を見かけることが多くなりました。
そんな本の中でも「ぽっちゃり」さんに焦点を当てた本が、今回紹介する「ぽっちゃりめの人のファッションルール」です。
スタイルUPできる魔法の法則 体型が気になる大人の女性のコーデ術!
アラフォーともなれば、部分ぽっちゃりは誰でもなると思われるのですが、わたしもご多分にもれず、あれれこの辺のお肉が前はなかったはずなのに、いつの間にか居座っている!?状態になりまして、ちょっとやそっとの努力ではどうにもならない年齢でございます。
そんな人への救世主本です。
おばさんへの道を歩むか、いやいや年齢を重ねてもファッションを楽しめる人になるか、わたしは後者で居たいと思っています。
こんな人にオススメの本です。
・昔と体型が変わり何をどうやって着こなせばいいか分からなくなってしまった人。
・ぽっちゃり体型に似合うスタイルを知りたい人。
・着瘦せして見えるスタイルが知りたい人。
・おなかまわりを上手に隠す方法が知りたい人。
・ぽっちゃりしていてもファッションを楽しみたい人。
ここが分かりやすかった。
本には、ぽっちゃりさんがついついやりがちで失敗しがちな着こなしが
イラストで紹介されています。
NGな例として
1.隠しすぎ
2.体型をカバーしたい心理が働き、サイズオーバーな大きめサイズを選びがち
3.ぴったりし過ぎで肉感が出過ぎ
4.楽ちんなTシャツやスウェットでルーズになりがち
確かに気がつけばそんな着こなししてるわ!と痛いところを突かれてます。
分かりやすいのは、このNG例を1つずつ、どこを改善したら良いか解説つきのイラストで丁寧に説明されているところ。
ここを取り入れたいと思いました。
首、手首、足首の3首を出してスッキリ見せる。
これは全部覆いがちな体型をスッキリ見せることで抜け感が出るテクニック。ぽっちゃりさんで無くても垢抜けて見えるテクニックなので誰でも取り入れたいところ。腕をまくって、パンツの裾はロールアップ。
太ももカバーにはパンツよりスカートが効果的。
わたしは、太ももが太くて張りがある割にボトムスは、パンツがほとんど。パンツの方が楽だからっていうこともあるのですが、本では、ふんわりシルエットの膝丈位のスカートが太もものパツパツ感が軽減されるのでオススメとのこと。足首が見えないようなロングスカートは、面積が広いのでNG。
スカートよりもパンツ9割な私ですが、これからはスカートの割合を増やしてみようと思います。ファッションは何事もチャレンジしてみないと似合うか分からないですからね。
肩ががっしり、二の腕ぷるぷるには、かっちりしたメンズライクなものはNG。
ぴったり目のシャツを着ていると二の腕や肩ががっしりしているので
「学生時代スポーツ何かやってた?」と聞かれることがあり、
「いや〜特に何も特別なことは・・・」
というやりとりが発生することが度々。
二の腕のぷるぷるは、目に毒なので晒したくないものですが、今さらこれ以上細くできる自信はないのでここは、着こなしのテクニックで目くらまししたい〜。
ということで選ぶ時のポイントとしては、
肩と腕のラインを隠してしまうドルマンスリーブのシルエットにする。
ドロップショルダーの服のオススメ。
とろみ素材でふわっとした素材がいい。
体型にあったものを選ぶ。
ついつい大きめサイズを選びがちですが、大きすぎは返って余分な生地の重なりが出てしまい膨張して見えてしまうので面倒でも試着して体型にあったものを着ること。
これは納得。わたしは、ユニクロ、GUのファストファッションのお手頃価格の服でも必ず試着することにしているのですが、試着することで後でやっぱり買わなきゃよかったということが防げるのでこれはオススメ。
素材は厚すぎず、薄すぎず。
厚すぎるのは確かに太って見えるのは納得なのですが、薄すぎもNGとのこと。肉感が出やすいので避けた方がいいそう。オススメは、とろみ素材でハリのある落ち感のあるものがベスト。
小物で視覚的効果を狙う。
オススメ小物は、明るめの色柄のストール、縦ラインのコーディネイトを作りやすい長めの丈のスカーフ、インパクトのあるボリュームあるネックレス、ロングのネックレス。
まとめ
ぽっちゃりさんで無くても着こなしの参考としておさえておきたいポイントが沢山紹介されていました。ただ、この本が発売された季節が冬のため、コーディネイトの事例が秋冬ものに偏っており、春夏の事例が少ないのが残念。
巻末にはぽっちゃりさんの服選びで購入しやすいショップの紹介が掲載されていました。
サイズの大きい靴を購入できるwebサイトの紹介などもありましたので参考にされると良いと思います。この本のシリーズで「背が低めの人のファッションルール」も発売されており、背が低いことで悩んでいる人にはこちらも参考になるのでは。
体型や年齢で諦めず、いつまでもファッションを楽しめる人でいたいと思います。
投稿者プロフィール
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ファッションデザイナー
ユニフォーム、衣装、パンフレット、名刺などファッションから紙ものデザインまで多岐に渡る。
佐渡島の魅力を自分目線で記事に書いています。ファッション、アート、ものづくり、食に関すること、日々のことについて情報発信しています。詳しいプロフィールはこちら
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