今回のSUSONOのイベントのテーマは、「住まい」。
改めて自分の住まい、居心地がいいってどういうことか見つめてみました。
Casa BRUTUS編集長の松原亨さんのお話しは、Casa BRUTUSの変遷から日本人の住まい、ライフスタイルの変化から。
1999年に発刊されたル・コルビジェ特集から建築の特集に興味を持つ人が増えて来たと感じられたそう。毎年1月号は、自分の家のことを考えようというテーマで特集を組まれているそうです。
備忘録的メモ
トークイベントからの気になるワードを拾ってみました。
・日本人は、ヨーロッパの人に比べると家に対してお金を使わない。
・90年代消費が成熟。家に興味を持ち始めた。
・2018年は、洋服が売れない。体験にお金を使う。見栄を張って外食するより自宅で美味しいものを食べることにシフト。
・「足元をデザインする」に変化してきた。
・家の中にその人の考え方が現れる。
・日本名物の1つに「建築」がある。安藤忠雄さん、隈研吾さん。
・住吉の長屋・・・他の家では味わえないものが味わえる。
・建築の理念に自分を合わせるということが起こってくる。
・ピカピカした近代的な明るさって変じゃない?と気がつく人たち。
・2000年位から日本人らしい感覚で気持ちのいい空間を好む人が増えてきた。
・陰翳礼讃
・効率化された社会だからこそ効率の悪いものに惹かれる。
・縄文時代の竪穴式住居みたいな。
・身体感覚としてのスペース。
・場としての家。
自分にとって気持ちのよい空間、暮らしとは。
お二人のトークを聞いていて、わたしが、忘れていた感覚に「音」や「灯り」をデザインするがあるなーと思いました。
どうも学生時代からの延長で、使えるインテリアはそのまま使おうという考えがあり、それはそれでものを大切につかっているからいいのでしょうけれど今の暮らしに合ったライフスタイルに合わせてチェンジしていなかったなと。
音は家の中のひとつの要素で、音をどうデザインしていくか。
この言葉が響きました。
光や音は、感覚に訴えかけるもの。自分の感覚を今あるものに合わせるのではなく、自ら心地の良いものを選んでいく、自分の五感を大切にしたいなと思っています。
投稿者プロフィール
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ファッションデザイナー
ユニフォーム、衣装、パンフレット、名刺などファッションから紙ものデザインまで多岐に渡る。
佐渡島の魅力を自分目線で記事に書いています。ファッション、アート、ものづくり、食に関すること、日々のことについて情報発信しています。詳しいプロフィールはこちら
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