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笑うしかない!「みうらじゅんマイ遺品展」に行ってきました。(京都|アサヒビール大山崎山荘美術館)

みうらじゅんが仏像好きで多方面に渡った分野への偏愛ぶりと収集品の数々があるのは知っていたけど、こんなにいろんなものを長年収集されていたとは!

もう見に行くしかないと思い、このご時世だけど行ってきました。

JR山崎駅から美術館までの道のり。

京都駅から阪急京都線に乗車して15分、JR山崎駅で下車し、バスで5分の所に美術館があります。駅舎駅舎のそばにあるバス停から送迎バスが出ています。
バス停

バスが補助席を利用するほど満席でした。急な坂道を上がった所に美術館があるので利用してよかった。なぜこの美術館での開催なのかしらと思ったら、みうらじゅんの出身地が京都だからだそう。

アサヒビール大山崎山荘美術館に到着。

山荘と呼ぶのにぴったりな外観に「みうらじゅんの飛び出し坊や」が悪目立ちしています。

美術館

生きているうちににマイ遺品展と題して展覧会を行うところがシュールで、ユニークさが際立っているのですが、展覧会に向けてのあいさつも笑えます。

ごちゃまんと溜ってしまったこれらのものをある時から『マイ遺品』と、呼ぶようになりました。
それは何も後世に残す企みではありません。これから先(グレイト余生)も、まだまだ溜ってしまうであろうことからの言い訳として考えついたネーミングです。

“みうらじゅんってこんな人だったんだ”と、気持ちを盛ってその品々に思いを馳せて頂くようお願いします。あくまで“プレイ”で構いませんので。
(展覧会概要より引用)

展覧会を見る前から肩の力はもう既に抜けていて、会場に入ってからは、肩で笑うしかない状態。

展覧会の一部を紹介。

昔あったよね〜!これこれ!と誰かと共感したくなる展示品ばかり。

これは一緒に行った友達とクスクス笑いながら見ないと、居てもたってもいられません。

長年の収集品は、幼少期から始まっているのですが、その審美眼の素晴らしさというか着眼点が、他の人には無いところ。独自性が半端ないです。

善光寺とサンタクロースって。

これが各地に出没していたのですね。

これって大人になったら捨てるやつじゃんねと思うものが、息を吹き込まれたような感じで、とうの昔に捨ててしまったあの時のあれを取っておけばよかった〜と思わせてしまう。この呼び戻される感覚は何なんでしょう。

昭和生まれの世代には、どこかで一度は目にしたことがある懐かしい品々ばかり。

みうらじゅんのマイブームの奥深さとのめり込み具合が凄い。

ガラス戸棚とかに飾られた人形、そういえば、あったよ。

この磁石のステッカーは良くポストに投函されているやつですよね。ご自身も登場(笑)。

集めた数が半端ない!冷蔵庫の存在感が無い。

外で撮影された写真の数々。

これなら違った視点で観光が楽しめそう!?

そりゃ、坊やへの愛が頂点に達して自分も坊やになるよね。

みうらじゅん飛び出し坊や

そしてツッコミ如来とみうらじゅんの菊人形。

もっと沢山の展示品があり、観光のお土産で買った湯呑み、栓抜き、貝がらでできた置物、ご当地のペナントなど。みなさんの家にまだありますか?

展示品の保存状態の良さに目を見張りますが、これはまた続編を見たいです。
次回の開催も希望!

昨今の断捨離ブームとは無縁のみうらじゅんの収集物への偏愛ぶりと日常に潜む面白さへの着眼点に笑いが止まらず、自分の何気ない日常がこれから楽しくなる気がしてなりません。
なぜか励まされるような、そんな展覧会でした。

「みうらじゅん マイ遺品展」
会期:2021年12月18日(土)〜2022年3月6日(日)
場所:アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府大山崎町)

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投稿者プロフィール

海老名美保子
海老名美保子
ファッションデザイナー
ユニフォーム、衣装、パンフレット、名刺などファッションから紙ものデザインまで多岐に渡る。
佐渡島の魅力を自分目線で記事に書いています。ファッション、アート、ものづくり、食に関すること、日々のことについて情報発信しています。詳しいプロフィールはこちら
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